モノろぉぐ
2006-10-15T10:29:56+09:00
FoolClub
Excite Blog
メインラウンジャー(Byer)
http://foolclub.exblog.jp/5869604/
2006-10-15T09:46:00+09:00
2006-10-15T10:29:56+09:00
2006-10-15T09:46:29+09:00
FoolClub
Table & Chair
仕事の関係で機械工具の見本市に行くことがある。本来は工場の主任とか町工場の社長とかがターゲットなのだが、シビアな商談は別の機会にして、とりあえず今日は見本市、家族連れで来ても楽しめるように家電品や服飾品などもおいてある。
そんな中に『特売品コーナー』なんていうのもあり、家庭用の雑貨品やら弱電品などが並んでいるところに椅子があるのを見つけてしまった。よくL.L.Beanなどのカタログで見かけて少しは興味があるけど、わざわざ海外通販で取り寄せてまで買おうとは思わないという微妙なモノ。それが2,000円という貼り紙をつけて目の前に2脚ある。
これまで折り畳みかと思っていたのだけど、近寄って見たら、背もたれの枠の中に座面を通して十字に組み合わせる仕掛けになっていて、使わない時は枠の中にはめ込んでしまって一枚板のようになるという、なかなかシンプルな仕掛け。それが2,000円という貼り紙をつけて目の前に2脚ある。東南アジア製のパクリ品かと思ったら、ちゃんとMADE IN U.S.A. バイヤーという名の通ったメーカーの品である。それが2,000円という貼り紙をつけて目の前に…あはは、ちょっとしつこすぎるか。
さて、これを見つけたのは見本市の最終日の午後。あと数時間もすれば展示品を片づけてトラックに積んで帰ることになるのだろう。こういった展示会では最終日にトラックでやって来て「運賃かけて運ぶんやったら、ワシが持って帰るから安うせい」と買い取ってしまう人もいるという話も聞いたことがある。この椅子は展示品ではないけど、売れ残って持って帰るなら安く売ってしまえということになるんじゃないかな? どうせお客の雰囲気を盛り上げるための特売コーナーだろうから。
そう、2脚まとめて買って安くさせようと腹づもりで「ねぇ、これ2脚だけ?」と店番の若手社員に声を掛けたら「いえ、4脚あるんです。全部買うてくれたら勉強しますわ」…あ、先に言われちゃった。むむむ、それにしてもあと2脚隠してあったとは。で、いくらと訊ねたら現金で買ってくれれば6,000円だと言う。4つも要らないんだけどなぁ。でも、1脚3,000円で買ったつもりで、予備が2個と思えば・・・1脚3,000円までなら出してもいいなと思える品だしな・・・「よし、買った!」
板状になるとはいえ、4脚も抱えると結構かさばる。見本市会場入り口近くで梱包機を展示していたメーカーがあったので「実演してくれ」と縛ってもらってクルマまで運んで帰ってきたのであった。
ところで、L.L.Beanのカタログ写真などを見ると、ビーチとかそよ風の吹く芝生で気持ち良さそうに使っているのだが、そういう目的で買ったのではなかった。実は当時、家にいるときは食事のとき以外は頭が床から50cm以上の高さに上がったことがないというくらいの『ゴロゴロ寝たきり状態』。頬杖ついて床に横になったまま子供たちに向かって「これ、もっとテレビから離れなさい」とか「ちゃんと座って牛乳を飲みなさい。行儀が悪い」などと怒っても説得力に欠けるのではなかろうか。そんな気がして座椅子代わりに使おうと思ったのだった。
しかしそれなら1脚あればいいわけで、こんなのが部屋の中にゴロゴロしているのも迷惑だろうなぁと不評を覚悟で持ち帰ったところ、思った以上に座り心地が良いので妻もこれなら気に入ったと表情から険しさが消えていった(ただし、購入費用までは面倒見てくれなかったけど)。さすがに家族全員でこれを並べてテレビを観賞するということはないのだが、常時2脚が部屋の中にあって、ときどき子供たちも座っていたようだ。
一見すると座面の奥行きが短くて座りにくそうだが、太腿の裏が座面に当たらないので圧迫されないのが楽なのだ。また、嫌でも深く座る姿勢をとることによって背筋が伸び、結果的に疲れないというのも良くできていると感心した。ただ、重心が後ろに寄っているので、ちょっと前かがみになるとひっくり返ってうのが難点。だから乗り降り(って表現はおかしいかもしれないが、「立ったり座ったり」というよりは実情に即しているような気がする)の際には馴れが必要。それと本や新聞、湯呑みやグラスなどを取る時には必ず横に置いたものを取るように心がけるのがコツ。外国映画で見かける、リゾートで過ごす主人公が気だるそうに手を横に伸ばして傍らのカクテルを取るシーンは伊達じゃないというのが判った。
とまぁ室内でリゾートごっこをしていたところ、この椅子を買った翌月に『BE-PAL』というアウトドア雑誌で「アウトドアグッズを家具として使う」特集を組んでいて、この椅子も載っていた。自らの先見性に思わずニンマリしたのだが、付記された価格を見てビックリ。なんと9,800円! …腰が抜けて椅子から立ち上がれませんよ。
そうやってしばらく使っていたのだが、やがてまた「ぐうたらゴロゴロ」の生活に戻ってしまい、ロフトの奥に何年も仕舞っておいたのをネットオークションで売ってしまった。2脚は最後まで未使用のままだった。
バイヤー
(1998年10月購入)
余談ですが、今回この記事を書いていて初めて、商品名が「メインラウンジャー(The Maine Lounger)ということを知りました。会社がアメリカのメイン州にあることかららしいのですが、L.L.Beanにも「メインハンティングシューズ」という定番の靴があるように、メイン州製品は誇りを持っているようです。
「見た目は座りにくそうですが、これが快適。お尻に根っこが生えること間違いなし」という感想を書いてあるブログを見つけました。まったくその通り…あの座り心地を思い出してしまいましたが、あの頃よりもお腹が出てしまっているのがちょっと気がかりです。]]>
シンドーム6(Eureka!)
http://foolclub.exblog.jp/3711387/
2005-11-01T23:17:00+09:00
2006-10-15T10:06:03+09:00
2005-11-01T23:17:16+09:00
FoolClub
Tent & Tarp
「子供が大きくなってきたから、そろそろ小さいテントが欲しいよ」
なんだか矛盾しているようだが、数年前からこう言い続けている。
今のテントを購入したのは最初の子が1歳になるちょっと前、翌月に初キャンプを控えているときだった。選定条件も乳幼児連れということを考えてのことだ。
・ドームテントであること
特に子連れだからって訳じゃなかったけど、今までも使っていたし、ロッジ型に較べてポールも少なく設営や運搬も楽だろう
・充分広いこと
赤ん坊は昼寝をさせなくてはいけないが、外では日光や風の影響がありすぎる。また、雨が降ったらテント内で過ごすことになるだろう
・背が高いこと
これは自分にとっても着替えがしやすいという利点があるが、広いことも含めてテント内で動きやすいものがいい。というのも子供が何か思いがけない動きをして、それにつられてこちらがのけぞったりするような場合にも、広さや高さがあれば安全に対処できると思ったから
かくして6人用のドーム型というのが候補になり、ダンロップ、スノーピーク、ヨーレイカの3社の製品からこれを選んだというわけだ。偶然だが自分が買ったのと相前後して友人たちがダンロップとスノーピークの製品を購入した。すでにテントでは高い評価のあるダンロップとは対照的に、スノーピークはこれが初めてのテントだった。
ヨーレイカも、最初欲しかったのはこのモデルではなく「サンドーム」というやつで、グレーと赤紫のツートンが好きだったのだが、あいにくモデルチェンジしてこれになり、まぁフライに後室が標準装備になったのでオプションで買わずに済んだか。
この後室は荷物置場として役に立つ。ポートブルトイレを置いたら夜中に便利だなという話はするのだが、まだ試したことはない。トイレを持っていないし、たとえ家族とはいえ音や臭いがそばで伝わってくるのはなぁ…他人ならもっと厭だ。それにだいいち高さが足りない。
ドームテントとはいえ、このくらいの大きさともなると、それまで感じていたドームテントのメリットがかなりスポイルされていることに気づいた。背が高いのでフライを被せるのも手が届かずに一苦労だし、強風にも「形を変え、つぶれることで耐える」前にポールが折れるか飛ばされてしまいそうだ。まぁ、オートキャンプ用のファミリーテントとヒマラヤに持ってゆく極地用テントを較べるほうが悪いのだが。
背が高いというのにはもう一つデメリットがあった。テント内が温まらないのだ。我が家は春や秋にキャンプすることが多いのだが、かなり冷え込むときもある。そこでヒーターを使ったりもするのだけど、温まった空気は天井部分だけに溜まってしまい、床で寝ている人間には何の恩恵も与えないのだ。今までのテントは寝床を作っている間ランタンを灯しておくだけでホカホカだったのに、ずいぶん差がある。(テント内で火を使うことに関しては、何分以内とか身体を横たえない…うっかり眠らないように…など、厳しい自己ルールに基づいて実施しています。むやみに真似しないように)
フライと本体の間の通気性も大事だが、この件に関して言えば外国メーカーであるヨーレイカは日本の事情に合っていないなぁと感じてしまった。いちおうそれなりのクリアランスはあるのだが、全体のサイズが大きいこともあって、水気を含んだりして重みを増し、垂れてきたフライが本体にくっつきやすくなるのだ。雨の撥ねや雪を防ぐためのスカートも通気性を悪くして、2泊もするとフライの内側はびしょびしょになってしまった。このあたりの工夫は国内メーカーのほうが優れていると思う。
ともあれ、子供たちもだんだん大きくなり、タープの下で過ごす時間も増え、テントを「寝るため」だけに使うようになってくると、もう広さも高さもそれほど必要ない。そこで冒頭の発言になるわけだが、予算の都合もあってなかなか買い換えられずにいる。そんなことをしているうちに数年が過ぎてしまい、家族揃ってキャンプに行く機会そのものが少なくなりつつある。最初に言い始めたときは4人用のテントに買い換えるつもりだったのだが、今ではこのテントはこのまま残しておき、2人用を買い足そうかと思っている。
古い2人用のテントもまだ持っているし、オートキャンプならクルマの中に寝るということもできる。人数や場所に応じて組み合わせるのもいいかな、と。
ヨーレイカ
(1994年4月購入)
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エスプレッソメーカー(GSI)
http://foolclub.exblog.jp/2395863/
2005-03-31T00:08:36+09:00
2005-11-02T17:41:25+09:00
2005-03-31T00:07:50+09:00
FoolClub
Table Ware
今でもその傾向はあるのだが、ひところ苦いコーヒーばかり飲んでいた時期があった。当時よく行った喫茶店は、お代わりが少々安価に頼めるようになっていて、いつもそこで本を読みながら2杯飲むのを常としていたものだ。
コーヒーだけが原因ではないのだろうが、そのうち胃の調子がおかしくなり、医者に行って生まれて初めてバリウムを飲むという経験をしたのもその頃だったが、病院でレントゲン撮影を終えたその足でこの店にコーヒーを飲みに来たものだった。
それよりももう少し前だったかな。誰から聞いたのか、市内に新しい喫茶店が開店し、そこではエスプレッソコーヒを飲ませるという。さっそく行ってみて注文してみたら、やがてシュワーッという蒸気が一気に漏れる音が店内に響いて一杯のコーヒーが運ばれてきた…いやもう苦いのなんの。でも、旨いんだ。
この店にもその後何度か行った。駐車場が狭く、クルマが置きにくかったせいもあって数回きりだったと思うのだが、注文するのは必ずエスプレッソ。苦いコーヒーを口に運ぶ間も、他のお客の注文で、エスプレッソマシンはシュワーッという音を何度も店の中に響かせていた。
どちらの店も、どころか、今では喫茶店そのものに行かなくなってしまった。
だから代わりに、というわけでもないが、やっぱり苦いコーヒーに対する渇望があったのだろうか。キャンプ用のエスプレッソメーカーを買ってしまった。いや、キャンプ用と書いたが「OUTDOOR]という刻印がされているからキャンプ用と呼んだだけの話であって、特に屋外での使用に優れているわけではなさそうだ。家庭用として売られている上下ニ段のポットタイプと使い勝手は変わらない…どころか、正直言ってかなりよくない。
下段のポットが熱せられて蒸気が膨張し、仕切り部分に置かれたコーヒー粉を一気に熱湯が通り抜けて抽出するという仕掛けだが、そのあと上段のポットに溜まる代わりに、そのままカップに注がれるというギミックは見た目の面白さで選んだものだ。実用と言うよりは半ば遊び感覚でコーヒーを淹れて飲むのであるから、見て楽しいものがいいじゃないか。
そう思ったのだけど、これがとんだ食わせ物であった。一気にコーヒーが噴出した後、最後に蒸気と混じってしぶきが出てくるのだが、これがまさに漢字で「飛沫」と書く通り周囲に飛び散ってしまうのだ。そういう意味では確かに汚れても気にならない「野外」向きなのかもしれない。
いちおう鍔(つば)が出てガードはしてあるのだけど、やっぱり上に載せたカップの取っ手はコンロの炎に熱せられて持ちづらいし、そして何よりも致命的だったのは「一杯しか淹れられない」ということだ。下のタンクには、マグカップで飲もうなんて考えなければ、2杯分の水をセットすることは可能だ。だが、上でそれをどうやって受ければいい?
まぁ、注ぎ口のついた計量カップみたいなもので受け、デミカップに注ぎ分けるという手はあるかもしれない。これを買うときに、注ぎ口が二股に分かれたタイプのもあったのだが、それだと常に2杯淹れなければならないと思ったのだ。
仕方ないから抽出したあと続けてもう一回…というのもポットが熱くなっていて触りたくない。それに、熱いコーヒーを落ち着いて飲みたいから、それまでこうやって手の込んだことをやっているんだよ。あわてて次のを作っていたのでは気分が台無しじゃぁないか。
まさに自分のためだけの道具。それはそれで格好いいのだが、ファミリーキャンプや友人にも飲んでもらおうという時にはちっとも実用ではないのだ。後始末も厄介で、ゴミの出ないキャンプ、余分な水や洗剤を使わないキャンプということを考えると、いささか環境にやさしくないような気もする。
それやこれやで、買ってはみたものの、家の内外で何度か使っただけでほったらかしにされていたのだった。
今回、この記事の執筆と写真撮影のために久しぶりに使ってみることにしたのだが、実は大変だった。ポット本体は部屋の片隅にあるのは判っていたのだが、丸濾紙が無い。丸濾紙というのは書いて字のごとく円形のペーパーフィルターで、コーヒー粉をセットする皿に蓋のようにかぶせておくのだ。もちろんこれが無くても大丈夫なのだが、粉が上皿に飛び散らないので後の掃除が楽なのと、コーヒー自体の味わいがスッキリしたものになるという。でも、これを常時置いている店が近所に無いのだ。以前、群馬県にあるショッピングモール内の店で見かけた記憶があったので、そのモールに行く機会を待って訪ねたのだが、サイズが3種類あり、ううん、小か? 中か? …10年ぶりくらいに使うのでサイズが思い出せない。結局買わずに帰宅して測ったら、大でよいことが判明。運良く翌週に日光へスキーに行った帰りに近くを通ることができたので閉店20分前の店に飛び込んで購入してきた。
豆は、家にあるものを使おうと思っていたのだが、これまたずいぶん前に貰ったもので、正直言って封を切ったときでさえ今ひとつという感じがした豆だったので、何ヶ月も経った今では美味しくないだろう。続くときには続くもので、その翌週もそのショッピングモールに行く用ができたので、エスプレッソ用の豆を買ってきた。「挽きましょうか?」と訊ねられたのを見栄張って「自分で挽きます」と答えたものだから、既に紹介したキャンプ用のコーヒーミルでがりがりと…ま、これも楽しい儀式ではある。
そんな具合で無理やりこの記事のために復活させたエスプレッソメーカーであったが、使ってみれば楽しいし、できあがったコーヒーも美味しい。買ってきた豆は100g。香りが飛ばないうちに使い切るにはちょうどいい量だ。でも、100枚入りの丸濾紙は、きっと使い切る前にどこかに失くしてしまうだろうな。前回のがそうであったように。
GSI
(購入年不明。10年位前にR.E.I.のメールオーダーで買ったような気がする)
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きゃんシェラ(FCAMP)
http://foolclub.exblog.jp/2132169/
2005-02-27T13:07:32+09:00
2005-03-12T22:28:50+09:00
2005-02-27T13:07:20+09:00
FoolClub
Table Ware
1995年1月17日に起こった兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、阪神大震災)は、ネットワーク通信の価値を高めた事件だったような気がする。もちろん、自分を含めてまだインターネット環境を手にしている人はごく一部で(大企業や学術機関が主だったのでは)、まだまだパソコン通信が全盛の時代だった。しかも、モバイルと言っても携帯電話でホストコンピュータにアクセスする人も少なく、音響カプラやモジュラーコードを使ってノートパソコンを公衆電話につないで使う方法が主で、パソコン通信をやっている多くの人は自宅の電話からアクセスしているという状況だった。
だから、震災で家を失ってしまった当人はパソコン通信のコミュニティから外れてしまうのだが、人づてに伝わってきた安否情報がネット上にのぼってきて全国の仲間たちは安堵の胸をなでおろしたりしたものだった。
残念なことにインターネットと違って情報が横断的に往来しないパソコン通信のコミュニティでは、せっかくの有用な情報が閉じられた範囲にしか伝わらないということもあったが、「○○というフォーラムに行けば●●の情報がある」などのニュースがもたらされるようになり、加入しているパソ通会社の範囲内という制限はあったが(インターネットで言うと、自分が契約しているプロバイダ直営のコンテンツや、そこのユーザーのホームページにしかアクセスできないようなもの、とイメージしてください)、かなり横の情報も入るようになってきたものだった。
自分が参加していたニフティサーブ(現アットニフティ)のコミュニティも、当初のうちは関西に住むメンバーの「地震があった」という被害情報や、安否情報が主だった。フォーラムスタッフの素早い判断で専用BBSが開設され、日頃アクティブに書き込んでいたメンバーが「無事でした」と書き込んでくれるのを祈るようにして待ったものだった。もちろん、無事であっても家が壊れたり、パソコン通信どころではないメンバーだっている。電話もなかなか通じない中、ミニオフなどで直接見知っているメンバー同士が連絡を取り合い、上記のように安否情報を流してくれたりもした。
当初の混乱が一息つき、復旧や生活のための情報が増えてきた頃、「自分たちにできることは何かないのか?」という話になってきた。ボランティアとして駆けつけるのも一案だろう。だが、パソコン通信の仲間は全国に分散して、それぞれ違った仕事や生活を抱えて暮らしている。個人としてボランティアに出かけるのは応援できても、コミュニティとして人を集めるのは難しい相談だ。結局、義捐金を送るしかないのだろうか。
すでに皆、職場や学校、地域社会で何がしかの義捐金を拠出しているはずである。ここでまた呼びかけるには、やはり自分たちのコミュニティならではの(この言葉は不適切かもしれないが)付加価値が必要だろう。
それやこれやでオリジナルのシェラカップを作成してメンバーに販売し、その利益分を義捐金にしようということに落ち着いた。いや、落ち着いたといっても、決まるまでにはいろいろ議論もあった。製作コストはどれくらいかかるんだ? あまりに高いと誰も買わないぞ? 直接金を集めた方が義捐金に回す分が多いのではないか? 等々…
書き漏らしてしまったが、自分が参加しているコミュニティ(ニフティでは「フォーラム」と呼んでいた)の名は『キャンピング&アウトドアフォーラム』と言い、文字通りキャンプ好き、もしくはこれからオートキャンプなどを始めるのに情報を得たいという人間の集まりだ。そういった人たちが、単に義捐金を拠出するだけではなく、自分自身も災害に対する普段からの心構えを忘れないようにという意味を込めて、オリジナルのアイテムをつくろうということにこだわったのだった。
実を言うと、BBS(当時は「電子会議室」という言葉が一般的だった。今使われている「掲示板」という呼び方は「売ります・買います」という一方的な掲示を目的とするコンテンツに対して使われていた)で制作についての議論が行われている頃、推進派のスタッフとチャットで出会い、こんな会話(この場合は筆談になるのかな)をしたことがあった。
「デザインで何か良いアイデアある?」
「1995.1.17.5:46、って文字を入れるのはどうかなぁ?」
「…それは、ちょっと生々しすぎるんじゃないかな」
却下されたこの数字は、あの大地震が起きた日時である。おそらく彼は被害を受けた人を思いやったのかもしれないが、このシェラカップは何のために存在しているのか、主張を風化させることなく訴え続けるためには、自分としては入れたほうが良かったのではないかと思い続けている。10年経ってしまった今、ことさらそう思うのだが…あ、自分で打刻してしまえばいいのか。誰かポンチ持ってない?
BBSの方では、打ち合わせに時間をとられ、制作でまた時間をかけているうちに義捐金が時機を逸するのではないかという懸念もあったように思う。だが、集中的な人的物的資源の投入で素早い復旧は遂げても、復興はまだ終っていないような気がする。
このシェラカップではコーヒーやウイスキーではなく、水を飲みたい。カップの底にあるフォーラムのロゴを見ながら、一瞬、何かが頭をよぎる。その一瞬を大切にしなければいけないと思う。
アウトドア&キャンピングフォーラム制作
(1995年5月購入)
このシェラカップは新潟県に住むスタッフの尽力によって、彼の地元にある金属加工メーカーが製作したようだ。持ち手部分の先端が少し曲げてあるのは、中指の引っ掛かりがよく、持ったときに安定するということで『BE-PALオリジナルシェラカップ』などから始まったデザインではなかったかと思う。
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スイスチャンプ(VICTORINOX)
http://foolclub.exblog.jp/1739393/
2005-01-16T18:05:05+09:00
2005-01-30T10:29:24+09:00
2005-01-16T18:04:14+09:00
FoolClub
Knife
ドイツに出張した友人が、まだ日本では売られていないモデルなんだと言いながら見せてくれた。ドイツの土産ならゾーリンゲンにしそうなものだが(いや、そういうのも買ってはきていたが)、こだわらないところが彼らしくって面白い。
当時国内で入手可能だったビクトリノックスの最高峰は『チャンピオン』、それにどんなアイテムが加わったのだろう?
「…プライヤー」
「へ?」
あと、ボールペンや眼鏡ドライバーも新装備だったと思うのだが、なによりもプライヤー(ワイヤーカッター機能付き)というのがインパクトが強く、何でこんな阿呆なものを付けたんだとさんざん笑い飛ばしたものだった。
ところが、後日国内でも発売されたのを密かに買った自分が一番よく使ったアイテムがこのプライヤーなのだ。これまでこれを使った総時間数の3分の2以上がプライヤーだと思う。その後レザーマンのツールナイフが登場したときには、それも買おうかと思ったほどだ。いやぁあの時は笑ったりして申し訳なかった。
友人のものはシンボルカラーの赤だったが、自分が買うときは、この大きさで赤だと派手派手しいような気がして黒いものにした。机の上などに置いておくと落ち着いて上品に見えると自分では思っている。さすがにこれをズボンのポケットに入れると歩いていても気になるので、ケースを見つけてきた。ポケットベルの黒い皮ケースがピッタリだったのだ。調子に乗って古いポケットベルから外したクリップ付きのチェーンもつけたらスーツの腰につけていても誰もナイフだとは思わない。逆にジーンズにつけて遊んでいると「たいへんですね、休みの日も会社から呼び出されるんですか?」と思われたこともあったものだ。実際の自分はポケットベルを使う職種ではなかったので、そんなことは思い及ばなかった。
しかしまぁ「ポケットに入る道具箱」などという表現もあるが、よくぞここまでいろんな機能を詰め込んだものである。一説によると『チャンピオン』は「ビクトリノックスのディストリビューターがビクトリノックスの機能を説明するためのデモンストレーション用モデル」らしいが、確かに用途別にアイテムをチョイスしたモデルの中から自分が必要としているものを選び出すという悩ましい楽しみを放棄して「全部あり」というのはちょっと安易な選択だとは思う。でも、迷いだすとキリがなくなってしまい、そういうのはまた別に持つことにしてこれも持っておきたくなってしまうものだ。自分の場合は買った順序が逆だったけど(すでにウェンガーの『バックパッカー』を持っていた)。
ツールナイフで一番使わないアイテムはメインブレードだ、というジョークがある。いや、言い出したのは自分だ。だが、冗談抜きでこのナイフのメインブレード(大刃)は使いにくい。まずグリップが太すぎる。しっかり握れるのはいいのだが、それはもっと大きな刃を振り回すときの話。大刃と言っても刃渡り6cmくらいじゃもっと軽く持てたほうが細かい動きができる。つまりはバランスが悪いのだ。それに、ブレードの背に親指を当てて支えにして使おうと思ったら、刃が太いグリップの(右手の親指とは反対側の)端に寄っているため不自然な持ち方をしなければならない。サブブレード(小刃)を使うことのほうが多いのはそのためだ。
そんなわけで「ちょっとした工具が散らばらずにひとまとめになっているもの」という程度の認識でいた方が間違いないと思っている。ナイフが必要な人は別にもう一本持ちましょう。
皮肉っぽく書いたが、+-のドライバーが90度引き出したところで一度ロックするのは良いアイデアだと思う。180度引き出して使うよりも大きな力が入れられて使いやすいのだ。それやこれやでアウトドアに限らず、机の上などに置いておくと「ちょっとしたこと」でずいぶん重宝する。
さて、それでは実際どのアイテムをよく使っているのだろう。一番がプライヤーというのはすでに書いた。あとは+ドライバー、ハサミ、眼鏡ドライバー、缶切りはガスボンベに穴を開けるときくらいしか使わないな。ビール好きの自分だが年に一、二度はコルク抜きのお世話になる。また、最近は目が悪くなってきたので、今まで使ったことがなかったが、これからはルーペのお世話になるかも。
そういえば1989年の春にロシアを旅行したが、その時にもこれを持って行き、どのアイテムを使ったかという記録が残っている…「ナイフ、ハサミ、缶切り、栓抜き、プライヤー、ノコギリ、眼鏡ドライバー、本体(ハンマーとして使用)…ノコギリは同じツアーの誰かが街の中で買ってきたドーナツ型のパンを切るのに使ったのだが、あれはパンではなくブレスレットだったのかも知れない」
そうそう、そのロシアでのことだ。イルクーツクの空港でナイフをケース(前述の通り、ポケットベルのケースがピッタリ合うので使っていた)に入れてベルトに通したまま飛行機に乗ろうとしてしまったのだ。それまでの数日間はシベリア鉄道で移動していたので、つい機内預けのバッグの中に移し替えるということを忘れていた。あわてて機内持ち込みのデイパックの奥底にしまって無事通過できた…デイパックは。人間のほうはナイフ以外にもミニマグライトやZIIPOのライターをポケットに入れ、小銭入れにはカラビナをつけてベルトループからぶら下げていたのだ。これでは金属探知機が鳴らないほうがおかしい。それらのものをポケットから洗いざらい出して再び金属探知機のゲートをくぐったのだった。(そういや、そのあとブラーツクの空港で乗換えのため飛行機を待っていたのだが、そのとき待合室でこれを使ってジュースの栓を抜いていたなぁ…懲りないヤツだ)。
当時はまだ共産圏と呼ばれ、不気味で不安なイメージをぬぐいきれなかったロシアへの旅行だったが、おおらかで純朴な人たちとの出会いに恵まれ、没収されることもなかったナイフは今も自分の目の前にある。
先日、プライヤーのスプリングが折れてしまった…使い過ぎたかな。
ビクトリノックス
(購入年不明 たぶん1987年頃)
機能29種類:大刃、小刃、コルク抜き、缶切り、栓抜き、ハサミ、
-ドライバー(小)、-ドライバー(大)、ルーペ、
うろこ落とし、針外し、ノコギリ、ワイヤーストリッパー、
穴あけ・穴仕上げ、スケール(センチ、インチ)
フォリップス型+ドライバー、つめやすり、つめそうじ、
のみ、金属やすり、金のこ、精密ドライバー、
プライヤー、ワイヤーカッター、眼鏡ドライバー、毛抜き、
つまようじ、ボールペン、キーリング
(現行モデルとはいくつか相違があります)
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バックパッカー(WENGER)
http://foolclub.exblog.jp/1739352/
2005-01-16T17:57:54+09:00
2005-01-30T10:30:04+09:00
2005-01-16T17:57:03+09:00
FoolClub
Knife
実を言うと、これを買ったときはまだ「スイス・アーミーナイフ」という言葉は知っていても、メーカーが2社あることを知らなかった。だから単純に予算と装備されているツールのバランスで選んだナイフ本体がウェンガーで、タッチアップシャープナーが付属しているのが気に入って買ったケースがビクトリノックスと、ちぐはぐな組み合わせになってしまったのだが(どうりで買うときに「これでいいのか?」と念を押されたわけだ)、全然気にならなかった。というより気付かなかったのだ。
そして、グリップにピンセットとつまようじが仕込まれているというのも、購入後かなり時間が経ってから気付いた…つまり、ほとんど予備知識が無かったのだ。
逆に言えば、店頭に並んだナイフを先入観を持たずに見比べて、本当に自分に合った物を選べたと言うこともできるだろう。グリップの太さや掌への収まり具合がしっくりとして気持ち良い。
と書いたものの、いつ買ったかが思い出せない。上の写真を撮ったのは1985年の晩春の頃だし、1983年の夏はまだオピネルしか持っていなかった形跡があるので、この2年のうちに買ったのだろう。上司と東京に出張した夕方、まだ他に寄る所がある上司と別れて新宿のICI石井スポーツあたりで…あ、不確かなのにこんなことを書いたらこれが記憶として残ってしまうな。
機能は下に別記したとおりだが(キーリング&チェーンが機能なのかは「?」だね)、平型ドライバーはスペースを節約する凄いアイデアだと思う。木ネジの絵が刻印されていなければ、これがプラスドライバーだとは気付かないだろう。機能も遜色ないし、実際このナイフではこれが一番使ったツールではないだろうか。
ノコギリもあなどれないツールだ。刃渡りが短いから、そもそも大きなものを切るには無理があるが、手で折るのに厄介な枝などを切るのにちょうど良かった。
まぁ、バックパッカー向きといっても、ウィルダネスを何日も旅する状況にあるわけでもないオートキャンパーにとっては、キャンプサイトで退屈しのぎに拾ってきた木片を削って遊んだりグッズのメンテナンスに使う程度で、気軽にポケットに入れておけて、これ一本で結構まかなえてしまえるのだった。
ウェンガーとビクトリノックスの大きな違いは「缶切り」だ。ウェンガーは手を怪我しそうで怖いと言う人がいる。自分も後にビクトリノックスを使って確かにもっともだと思ったが、初めがウェンガーだったせいもあって、この鋭く尖った刃先が気に入っている。缶に深く突き刺すと抜けなくなって困るのだが。
スイス国旗をデザインしたマークもウェンガーのほうがシンプルで好きだし…総じてウェンガーに肩入れしてしまう傾向があるのは、ビクトリノックスのほうが名前が通っていることに反発してウェンガーに対する判官びいきなのかなぁ。
そうだ、ナイフとは関係ないけど一時ウェンガーの腕時計を持っていたことがあった。長針短針がナイフのブレードと赤いグリップの形になっていて、まるでナイフ屋の看板のようにブレードが開いたり綴じたりしながら時を刻むものだった。残念なことに軸を傷めて壊れたときに「国産とは部品の形が違うので修理不能」と宣告されてしまった。
今は腕時計そのものを使っていないのだけど、もう一度あれを見かけたらぜひ買いたいと思っている。
ウェンガー
(購入年不明 1983-1985頃?)
機能12種類:ナイフ、缶切り、栓抜き、ワイヤーストリッパー、
ノコギリ、平型ドライバー、マイナスドライバー、
キーリング&チェーン、キリ、ワインオープナー、
つまようじ、ピンセット
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パラウイング12ft(MOSS)
http://foolclub.exblog.jp/1714456/
2005-01-13T23:49:17+09:00
2005-01-13T23:58:24+09:00
2005-01-13T23:48:26+09:00
FoolClub
Tent & Tarp
初めてパラウイング(19ft)を見たのも、モスという名前を知ったのも『BE-PAL』誌上だったと思う。それまで「いかにタープをピンと張るか」に腐心していたのが、目からウロコの曲線美だった。まるで風に浮かぶ一羽の鳥のような姿は、心底美しいと思ったものだ。
ウイング型というスタイルも斬新だった。小さなレクタ型を目いっぱい有効面積を稼ごうとして使っていた自分にとっては贅沢な使い方だったが、ポールを2本しか持たない者として「そうか、こういう使い方があるんだ」と盲点を突かれた気がしたのだった。
数年後、R.E.I.の組合員になってカタログを見ていたぼくは、ページをめくっていてパラウイングを発見した。近くに取り扱っている店も無く、高嶺の花と思っていたパラウイングが、当時の円高の中で手の届くところにあった…のだが、スチールポールが付属した19ftは国外出荷不可であり、買うことができたのはポール無しの12ftだけだった。それでも、まだ独り者だった自分には充分な大きさだと思い、すぐさま注文した。
今にして思えばこれに180cmを越える長さのポールは不釣合いだったように思う。150cmくらいが適正ではないだろうか。下にテーブルを置いたときのクリアランスや有効面積なども充分に取りたいがために高い位置まで持ち上げたため、逆に思い切り広げられなくなってしまったことのほうが多かったような気がする(広げて張るには相当離れたところまでロープを延ばしてアンカーペグを打つ必要がある)。そのため、正直言って初めて雑誌で見たときのような惚れ惚れするような曲線美は我がサイトでは再現できないことの方が多かった。
もちろんそれでも楽しく、そして便利に使ったものだ。
だが、さすがに結婚して家族、いや道具が増えるとこのサイズでは手狭になり次の大型タープに取って代わられることになった。
昨年(2004)の夏、16年ぶりだかで野反湖でキャンプをすることになった。サイトまで、駐車場から10分以上歩かなくてはならない。いきおい装備を厳選することになるのだが、ここで久しぶりにパラウイングを持って行くことにした。なにせ、こいつは畳むとVHSのビデオテープ3本パックほどの大きさになり、その気になればマウンテンパーカーのポケットに入れてしまえるほどなのだ。このときは椅子も無し、地面に直接座るスタイルで設営したのだが、それに合わせてタープも低く張り、初めてこのタープの良さというか美しさが発揮できたのではないかと思ってしまった。
だが、時すでに遅し、タープの痛みは激しく防水コーティングが溶けてベタベタ生地同士がくっついてしまっており、広げるのが大変だった。最後に使ったときの仕舞い方が悪かったのだろうか。タープに申し訳ないことをした。
モス
(1988年購入)
1975年にビル・モスが創設。テントに「機能美」という概念をもたらしたブランドで「スターゲイザー」というテントはMoMAの永久所蔵品に選ばれているほど。のちにR.E.I.、カスケードデザイン社に買収され、2001年にカスケードデザイン社傘下のMSRブランドのテント部門となり、MOSSブランドは消滅した。モス教信者と呼ばれる根強いファンがいる。
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ハリケーンランタン(メーカー不明)
http://foolclub.exblog.jp/1699849/
2005-01-12T16:02:04+09:00
2005-01-14T00:03:37+09:00
2005-01-12T16:00:10+09:00
FoolClub
Lantern & Light
電源付きのサイトで使う電気製品は何か? 炊飯器やカーペットなどを使う人を見聞きしたわりには我が家の場合は意外と地味で、ポータブル冷蔵庫と電池の充電くらいにしか使っていなかった。ストーブやランタンなど、火器にこだわっていた自分には「電灯」を使うという発想が湧いてこなかったのだ。
2004年のゴールデンウィークにようやく「電灯」を使えば楽だということに気が付いて、机で使っていたクリップの付いたレフランプをキャンプに持って行き、ツーバーナーやテーブル、食後には焚き火の方向へと向きを振ることができたのは便利だったが、なんだかスタジオで写真撮影のためのライティングをしているような気分は否めなかった。
機能的なライトは便利だが、キャンプサイトで過ごすひとときにはムーディなライトも欲しくなるものだ。
それで、以前【ターさん】のウェブサイトで紹介されているのを見た改造ランタンを思い出し、自分も作ろうと思ったのだった。
正直言って「お遊び」で作るのだから、あまり費用はかけたくない。といっていまどき灯油ランタンがうまい具合に落ちているものではない(ガソリンランタンは使いこなせなかった「にわかキャンパー」が悔し紛れに捨ててゆくことがある)。だから新品を買うしかなかったのだが、季節はずれのホームセンターを探せば埃をかぶったのが安く買える。自分の場合はネットオークションで2個550円で購入した。メーカー名も書かれていない安物であるが、手持ちの工具で加工するのだから、ちゃちな方が加工しやすいってものだ。それに、ホームセンターで売られている名の通ったブランドのものだって、OEMで作らせたものを自社パッケージで売っているだけなので、中身は同じものにしか見えなかった。
ランタンは手に入れた。次は電球とソケットだ。口金の直径が小さいE17という規格で作ることにして、ちょっと値段が高かったが初めからソケットにコードが取り付けられているものを買ってきた。電球を買うのは加工が終ってからにした。というのも、ソケットとホヤのバランスがよく判らなかったので出来上がりを見てからピッタリ合うサイズや形にしたかったのと、加工の最中に失敗して製作を断念したときに無駄にならないようにという深慮遠謀からだった(けっこうセコいね)。
さて加工だ。と言っても芯と、それを送るギアの部分を取り外し、穴をソケットの大きさに広げるだけだ。金切バサミなんて持っていないからニッパーでむしりとるように切り取ってゆく。安物のハリケーンランプだから出来るワザで、これが加圧式のタンクだったらそうは行かない。まぁさすがにささくれ立った切り口を仕上げるヤスリは手作業では大変だと思ったから電動ドリルの先に付けて使う砥石を買ってきた。
出来上がったものを眺めると、思ったよりもソケットが高い位置にある。これではあまり大きな電球や細長い電球は中に入れられないと思って90Wのクリプトン球を買ってきて使うことにした。(【ターさん】のものには450Wのハロゲン球が入っているそうだ。近所迷惑な明るさだろうと思う)
ビギナーズラックとでも言うべきか、最初のチャレンジでうまく作れたものだから、まだ開梱していないランタンがもう1個残っている。同じ物をもう1個作ろうか、それとも本来の灯油ランタンとして一度くらいは使ってみようか、ちょっと思案中。
まだ最初のやつもキャンプデビューしてないし...
メーカー不明
(2004年8月購入)
(2004年11月改造)
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かがり火ミニ(J-FIELD)
http://foolclub.exblog.jp/1394047/
2004-12-13T22:38:27+09:00
2005-03-05T11:56:37+09:00
2004-12-13T22:36:41+09:00
FoolClub
with Fire
わぁ、これ、いい! いい!
かがり火、なのであります。戦国時代を舞台にした映画やドラマなどで、合戦を前にした陣地でメラメラと燃えている、あの、かがり火なのであります(焼肉屋の店先を連想しないで欲しい)。ELVISさんのウェブログで初めてこれを見たとき、おもわず胸の中で叫んでしまった。そして次の瞬間、もう Google の検索窓に「ガス」「かがり火」のキーワードを入力して詳しい情報や売っている店を探している自分がパソコンの前にあった。
ヒットしたウェブサイトの中には、もちろんショップの通販ページもあった。最初に見つけた店では、これではなく、地面に据え置くタイプの『かがり火25』という姉妹品を紹介していたが、それは売り切れだった。
据え置き型といっても戦国時代のものほど大きくはないが、戦いの前の緊迫感を想起させてしまう。ELVISさんの写真で見たものはキャンプの食卓の上に置けるミニサイズで、そしてそれには緊迫感ではなく心安らぐものを感じることができた。この炎に照らされながら、仲間と語らうもよし、独りで酒を呑むもよし…ミニサイズは別のショップで見つかった。
他にヒットした個人のウェブサイトなどを見て行くとやがてメーカー名も判ってきた。それではとメーカーのサイトに飛んでみたら、この商品についてはまったく触れられておらず、すでに生産が終了していることがうかがえた。さぁ、そうなると焦ってしまうのが人情だ。先ほど見つけたショップの通販ページに戻り、オーダーすることにした。この先当分キャンプの予定は無いというのに。
ほどなく届いた実物を見て思ったのは、なかなか綺麗な仕上がりだということ。スタンドはしっかり作ってあるし、バーナー部を取り囲むカバーは…てっきり箱のようなものかと思っていたら、プレスで抜いた板を3枚組み合わせて組み立てるものだと知ってちょっとビックリすると同時に、このアイデアに感心した。パズルのように組み立てるのは、ちょっとした遊び心や点火前のワクワクする心を刺激してくれるし、収納時にかさばらないというメリットもある。
週末を待って(いやぁ、長かった)点火してみると、もっとゴーゴーという音がするかと思っていたのだが、意外なまでに静かに炎が上がった。これなら食卓に置いても邪魔にならないだろう。愉しい時間を過ごすことができそうだ。写真を撮るためにシャッターボタンにかけた指の力を抜き、しばし揺れ動く炎に見入っていた。
榮精機
2004年12月購入
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キャンドルランタン(R.E.I.)
http://foolclub.exblog.jp/1192731/
2004-11-27T23:43:31+09:00
2004-12-01T09:22:36+09:00
2004-11-27T23:41:49+09:00
FoolClub
Lantern & Light
アウトドアに興味を持ち始めた頃読んだキャンプの入門書に「テント内でローソクの灯が消えたら酸欠の恐れあり、換気しろ」というような内容の記述があったのを今でも覚えている。それよりずっと前、中学生の頃に同級生と自転車に借り物のテントを積んで初キャンプに行った時は確かにローソクと懐中電灯だけが夜の明かりだった。
もちろん今はローソクなんてキャンプの時には使いやしない。非常用として常備している家庭だって無いだろう。実用品ではなく、パーティやセレモニーの際に雰囲気を盛り上げる小物として使うのがほとんどだと思う。
実を言うと、これを買ったときも本気でキャンプで使おうとは思っていなかった。せいぜい常夜灯としてテントの軒先やタープの下に吊るしておくくらいかな。よくアメリカの通販カタログで見かけるのが金色に輝く真鍮製のヤツ。格好良さは抜群だが、あれこそ実用品というよりも書斎のインテリアという気がしないでもない。
自分が買ったのは、値段が安いアルミ製。だが、見ての通りクリスマスカラーなのである。パソコン通信のフォーラムで知り合った座敷さんという人によれば、アメリカ人にとってクリスマスは一年で最大のイベントで、いろんな品物に「クリスマス特別バージョン」が作られるそうだ。ちなみに懐中電灯マニアの彼は『クリスマスカラーのミニマグライト』を持っているらしい。
その彼によると、このキャンドルランタンは他の類似のランタンに較べると性能的に劣っているのではないかと思っているとのこと。何が悪いかというと、
1. 点火消火がしにくい
他社の製品では上部の蓋を開けたりして点火できる製品があるが、
これはキャンドルを抜いて点火しなければならない。
消火も同じ要領でしないと気化したロウでホヤが曇る。
2. キャンドルを押し上げる底+バネの部分のデザインが悪い
キャンドルを保持するシリンダーの下の底のピストンのデザインが悪く
キャンドルが押し上げられずにシリンダの中で燃焼してしまう事がある
という点だそうだが、使ってみて納得した。2.に関して言えば、ランタンが揺れたときなどに溶けたロウがキャンドルとシリンダーの間に流れ込み、キャンドルを押し上げる動きを妨げることもあるようだ…なんだ、あまり野外向きではないな。
つまるところ、食卓に置いてムーディな雰囲気を楽しむ程度にしか使えないようだ。もちろんこちらもそのつもりで買ったのだから一向に構わないのだけど。
と言いながらもオプションのリフレクターもしっかり一緒に購入していたりする…いや、最初に緑だけを買って後から赤とリフレクターを買ったのかな? ああ、たぶん緑だけを買おうとしてパソコン通信で書き込んだら、周りでクリスマスバージョンだの自分はフルオプションでオーダーしただのというコメントが寄せられて、赤と緑の本体、ケース(フリース地の袋)、リフレクター、補充用キャンドルをオーダーしたのだろうな。
R.E.I.はメーカーではないけど、オリジナル製品ということで表記しました。
R.E.I.
1993年10月購入
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蝶のフタ掛け(UNIFLAME)
http://foolclub.exblog.jp/1148927/
2004-11-24T23:04:32+09:00
2004-11-25T11:41:40+09:00
2004-11-24T23:03:40+09:00
FoolClub
Cooking Equipment
ユニフレームというメーカーは、母体が燕市の業務用調理機器のメーカーという事情もあるのか、社員はまず金属加工や素材について叩き込まれるという話を聞いたことがある。素材について熟知しているから、使用目的に合わせてきちんとしたモノを高度な技術で作り上げ、簡単に壊れてしまうということはない。そういう意味では「アイデア倒れ」の物は作らないメーカーなのだが…。
ツーバーナーで調理中、鍋の蓋をちょっと置いておきたいが野外では調理台のスペースも無いか、あっても狭い。下に置いたら土がついてしまう。どこかにちょっと取っ手を引っ掛けて置けるところはないか…作ってしまうところがこの会社のユニークなところだと思う。しかも、こんな形に。
ステンレスの線材のバネ効果をうまく引き出すようにループさせ、その形を蝶になぞらえてしまう遊び心が楽しい。我が畏友けむたま氏が「この会社は、無くても困らないけどあるとつい欲しくなるものを作るのがうまい」と言ったけど、まったくその通りだ。開発者が直接実演して使い方を説明してくれたら、コロッと参って買ってしまった(ワケあり品だったから定価より安かったと思う)。
で、こういう実演販売の常、と言ったら怒られるな 使い慣れている人との違いと言えばいいのか 自分でやってみても、彼がやって見せたように綺麗にセットできないのだ。蝶の形が崩れたり、鍋蓋がすっぽり納まらなかったりで、どうもうまくゆかない。
でも、これは自分だけが不器用だというわけではなさそうだ。この製品、1996年のカタログで新製品として登場したものの、1998年のカタログからは消えてしまっている。同じく針金を曲げて作った(恐ろしく乱暴な表現で申し訳ない)コーヒーバネットがロングセラーになっているのに較べて、あまりにも短命ではないか。
カタログを見ていたら、あることに気がついた。当時ユニフレームにはカセットボンベ3本のガスを相互に消費して使うというユニークなツーバーナー『US-3000』という機種があったのだが、1996年のカタログを見るとマイナーチェンジされて「鍋の蓋が掛けられる切り込みフード」が装備されているのだ。善意に解釈すれば「『US-3000』を持たないユーザーのために『蝶のフタ掛け』を用意しました」ということになるのだろうが、意地悪い見方をすれば「『蝶のフタ掛け』が信用できないので独自に装備した」ともとれるし…さて、真相は?
ちなみに、我が家もその後US-1800を購入したらまったく出番が無くなってしまった(^^ゞ
ユニフレーム
1998年7月購入
カタログの写真で見ても判るとおり、1996年(上)と1997年(下)で多少デザインが違っているが、鍋蓋の載せ方も微妙に違っている。まぁそれは改善のためのマイナーチェンジだと思うのだけど、カタログには『蝶のフタ掛け』と書いておきながら、パッケージ(ウチにあるのは後期型)には『ちょうのフタ掛け』と書かれていたりで、結構アバウトな製品なのである。]]>
表紙を作らない理由(わけ)
http://foolclub.exblog.jp/944778/
2004-11-11T22:14:34+09:00
2004-11-11T22:12:41+09:00
2004-11-11T22:12:41+09:00
FoolClub
about this site
このサイトはアウトドアグッズに関して
ウェブログの形式を利用した
「個人的な感想をまじえた図鑑」を意識しています
図鑑だったら表紙を作らないのか?
表紙があり、インデックスがあって各項目に続く
たしかにそのスタイルがオーソドックスです
システム上、未来の日付で投稿すれば
常にその記事が最上位に表示されますから
そこを表紙とすることは可能です
でも、あえて表紙は作りません
ふらっとアクセスしたときに
前と違った記事が冒頭に表示されていることで
新しい項目が追加されたことが判る
…ウェブログ形式の特性の一つがそれだと思うのです
まぁ、完成すれば最後に表紙を作るかもしれませんけどね
でも、いつまでも未完のまま続けてゆきたいものです
ウェブログの特性といえば
コメントやトラックバックもそうですね
アクセスしてくださった皆さんからのフィードバックで
すでに書いた記事が発展してゆけます
時にはアウトドア談義に花が咲いたり
あるいは議論になることもあるかもしれません
あまり意気込むと長続きしないから
コツコツと書き込んでゆきますね
時々思い出したようにふらっとアクセスして
冒頭の記事が替わっていたら
立ち止まってくださいな(^^)
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レクタングラータープ(WALK ABOUT)
http://foolclub.exblog.jp/929443/
2004-11-10T22:32:38+09:00
2004-12-01T18:47:41+09:00
2004-11-10T22:31:31+09:00
FoolClub
Tent & Tarp
上の写真で並んでいるテントと同時か、あるいは直後に買ったものだ。テントと同じ店のワゴンセールで買ったことは覚えているのだが…ショップオリジナルの180cmのポールも2本買った。
ポールを2本しか買わなかったのは、一辺は立ち木や何かに依存するつもりで、一番手っ取り早いのがクルマ。塩ビ管とスキーキャリアを使ってカーサイドやリアに広げ、ちょっとした日よけ雨よけの空間を作りあげたのだが、何せ塩ビ管、暑い日にテンションをかけているうちにぐにゃりと曲がってしまった。 タープの下の空間、と言っても210cm四方の布切れが作る空間なんぞ知れたもので、実は人間一人がくつろぐことも怪しかったのだが、あの頃はそういう工夫をすること自体が楽しかった。クルマを使ってはいたが、パックパッキングへの憧れを引きずっていて、小さなものや有り合わせの物を工夫して使うことが嬉しかった。
生地の色は青みがかったグレーで、買って20年になるが他ではまだ見たことがない色だ。パッとしないというか、悪く言えば汚らしい色とまで言われそうだが、それは手に持っているときの話。タープとして使うときは日光を程よく遮って、さりとても薄暗くなったり妙に肌の色が不健康に見えたりということもなく、空間の明るさと色あいという点ではでは快適なタープと呼んでもいい。ただ、いかんせん小さすぎる…
そんなわけでやがて別のタープにとって代わられることになるのだが、四角いシートは持っていると重宝なので、今に至るまでずっと残してある。実際、XCスキーに行ったときは雪の上に広げてランチタイムにしたり、スクリーンテントとテントを連結するときに隙間にかぶせたりなど、まだまだ活躍の場はあるものだ。
でも、下に敷いて使うときは、ふと「こいつ上に行ったり下に行ったりで、いろんな使われ方をして大変だなぁ」と苦笑することがある。
そろそろ暇を出そうかとも思うのだが、手に取ると「あ、ハトメが壊れてる。直さなくっちゃなぁ」なんて思ってしまうのだ。
ウォークアバウト《三信製織株式会社》
(1984年購入)
この『ウォークアバウト』というブランドは国産のデイパックのメーカーとして有名で、当時自分が使っていたのもそうだった。また、浩宮(今の皇太子)が愛用するリュックのブランドでもあった。だから選んだというわけではなく、冒頭に書いたようにワゴンセールで安かったからというのが理由なのだが、こうやってずっと持ち続けているということは、やっぱりモノがいいのだろう。]]>
ケトル(trangia)
http://foolclub.exblog.jp/815703/
2004-11-03T10:34:50+09:00
2004-11-03T10:46:24+09:00
2004-11-03T10:33:45+09:00
FoolClub
Cooking Equipment
「まつおサン、これ知ってる?」
キャンプ場で友人が見せてくれたケトルの蓋の裏、ツマミの反対側の位置にオスネジが切ってあった。
「ここにプリムスのバーナーがつけられるんだよ...」
クルクルと、まるでカートリッジを取り付けるかのようにバーナーの下にケトルの蓋をねじ込んだ友人は、その状態のままケトルにかぶせてしまった。つまり、ケトルが2243バーナーの収納ケースになったわけで、これには感心した。でも…
「ウチのバーナーには自動点火がついているから、入れるときに引っかかってダメなんじゃない?」
「大丈夫だよ。ちょっとコツがいるけどね」
友人は自動点火装置がついた我が家のバーナーに取り替えてみて、ちょっと知恵の輪をいじくるかのように捻るように傾けていたが、これまた見事に収まってしまった。
「ほらね」
キャンプから帰ったあと、我が家がこのケトルを買いに走ったことは言うまでも無い。
友人のものは無塗装だったが、我が家はちょっとお洒落に赤く塗られたものを買った。これがテフロン加工みたいな塗装で、煤や汚れがつきにくいのは結構だったが滑りやすく、下のバーナーが傾いているとツツツーっと落ちそうになることもしばしばだった。
ツーバーナーが青い色だったので、この小さな赤いケトルはテントサイトの素敵なアクセントになり、サイトを離れて遊んできても、戻ってきたときに我が家に帰ってきたんだという嬉しいようなホッとした気分になれたものだった。
もちろん一年中キャンプ生活ということはない。だから家の中でも使っていたのだが、お湯を沸かすという用途ではなかった。その頃はあまり使わなくなっていたコッヘルと一緒に子供の玩具と化し、積み木などと一緒に箱の中に転がっているうちに蓋が見つからなくなってしまった。すでに別のケトルも買って使っていたのでキャンプで困るということは無かったが、蓋の裏にバーナーを取り付けて収納できるというギミックが気に入っていただけに、その蓋が見つからないのは残念だった。それにだいいち蓋が無ければケトルとして使うことができない。
「引っ越すときに出てくるだろう」
と思っていたのだったが、やっぱり出てくることは無かった。
トランギア
(1992年7月購入)
トランギアは、1925年に創業されたスウェーデン中部のTrangsvikenにある、コッヘルとアルコールバーナーのメーカー。アルコールバーナーはオートキャンプではなじみが薄いが、学校の理科室やコーヒーサイホンで使うアルコールランプのイメージから侮っているとビックリするほど火力がある。燃料は世界中どこでも簡単に手に入るので(薬局に行けば売っている)、そういう意味では実用性抜群なのだ。
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ホーロー鍋(CINSA)
http://foolclub.exblog.jp/809942/
2004-11-02T23:03:32+09:00
2004-12-01T18:47:07+09:00
2004-11-02T23:01:42+09:00
FoolClub
Cooking Equipment
ホーロー製のキャンプ用食器というと、赤黄緑など色鮮やかなコップがリュックにぶら下がっている情景を思い出してしまう。また、実際、自分も赤いコップを持っていた時期があった。まぁ、キャンプというより登山やハイキングのお供といったイメージかな。
ある程度キャンプについて雑誌を見たりしているうちに、広く「食器」という括りでは白く斑点の入った青いホーロー食器というものがイメージとして深くインプットされてくるようになった。ただ、なんとなく皿類にホーローを使うことには少し抵抗があったのも事実だ。ぶつけたりして表面が剥がれたところに錆が入ったモノを子供の頃に見た思い出が残っていて、それが不衛生な印象として記憶にあるのかもしれなかった。
だから買おうとは思わなかったが、ショップで並んでいるのを見るのは好きだった。特に木製の棚にディスプレイされているのを見ると、素朴なアーリーアメリカンの雰囲気を漂わせていて気持ちが落ち着いたものだ。
上の子が生まれる頃だった。家内が「これで離乳食なんかを作ってみたいな」と、その頃よく行っていたアウトドアショップで直径15cmほどの小さな鍋を手に取った。アパートの部屋で使うには不似合いだし、あまり実用的ではなさそうだったけど、子供のための道具ということで、少しは遊び心があるのも悪くないと思って買って帰ってきた。
上の写真は出産後、アパートの前にあった公園で友人たち向けの「子供ができました」というご挨拶用の写真を撮ったときの一枚からトリミングしたもので、何枚も撮ったうちの一枚は右側にあるようなものになる。もちろん、まだ離乳食どころではないので、完全に撮影用の小物として脇に置いただけで、まだ全然使っていない状態だった。
そして、このあと、どこへ仕舞いこんだか行方不明になってしまった。
狭いアパートなんかだら、どこかにありそうなものなんだけど見つからない。引っ越す時には出てくるだろうと楽観していたが、とうとう出てこなかった。
このサイトは、今使っているグッズのみならず、かつて持っていたグッズについても思い出を綴りながら紹介してゆくことを目指しているのだが、思い出も何も、一度も使っていないグッズなのだ。だから写真も、公園で写したこの時のものだけ。
それにしても、いったいどこへやってしまったのだろう。
シンサ
(1993年購入)
1928年創設、当初はメキシコで家庭用品を作っていたそうだ。大人数向けのホーロー食器セットが豊富で、手入れもしやすく実用的なことからアメリカで人気を呼び大きなマーケットを得ることとなる。アウトドアではもちろんアメリカでは日常の食器としてもポピュラー…ということで、メーカーのウェブサイトを検索したのだけど見つからなかった。代わりに通販やオークションで売られているサイトがごっそりヒットした。
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